“ 着々と成長を続けてきたように見えるクックパッドですが、創業した1998年から7~8年は、会員数は増えたものの、広告収入が思ったように伸びず、他の受託業務をしながら食いつなぐという綱渡りの時期が続いていたようですし、事業面でもいろいろなトラブルや失敗もあったようです。ただ、この時期に、安易な第三者割当増資や事業売却による資金確保ではなく、オペレーションコストを極限まで切り詰めて、ユーザーの利便性向上だけを地道に取り組んできたからこそ、その後の企画系・営業系人材採用などをきっかけにブレイクスルーすることができたと、この本には書かれていました。

 「順調に行くほうがオカシイ」というのが、ほとんどのベンチャーの現実の姿ですから、その中で生き残っていくためには、時には「何でもアリ」的な経営判断を迫られます。その時「どう動くか」というところに経営者の力量が問われます。私も職業柄、つぶれたり、休眠したりしてしまうベンチャーを沢山見聞きしてきましたが、最後の最後は、戦略とかマーケティングとかテクノロジよりも、「当たり前のことを地道にどこまでやり続けることができるか」という「老舗中小企業のオヤジ」的なセンスが生死を分けるような気がしています。

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初期のクックパッドは確かに大変そうでした。古い名刺を探すと、おそらく苦労人だった頃の彼らのも持っているはず。でもって、当時あの頃はまだネットバブルの勢いが残って他はなんかうはうは感があったりとかそういう時期だったんですよ。その辺を考慮すると、良くこの動き方を出来たな、という感じはします。インタビューしてみたくなりました。

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posted : Tuesday, June 9th, 2009

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